ぬかどこさんは発酵中

糠漬けの記録

赤柄里芋の煮付け

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父親が、ファーマーズマーケットで里芋を見るたびに
赤柄はおいしいんだ、としつこく言うので、
ついに買ってきました。

里芋は皮むきがめんどくさくて避けてきましたが、
親もいつどうなるかわからない歳になり、
あのとき赤柄の話をしてたなあ、
食べさせてあげればよかったなあ、
などと思わなくてもいいように、
今回決心して手を打つことにしました。
親孝行とは、親のためと言いつつ、自分のための行いであります。

一緒に小さい里芋も買ってきたので、
これも作業しました。
小さい里芋は、30個ぐらい入っていて税抜95円!
新鮮でお安いとなれば、あと先も考えずについつい買ってしまうもので、
のんびりした性格もあり、
皮むきだけで1時間ちょっとかかってしまいました。

さて、皮むきが終わったところで、ぬめり取りをするんだと思いますが、
ネットに尋ねましたら、あえてぬめりを残して煮る、という、白ごはん.com様の
レシピを拝見して、
そうだよね!やっぱりいつも思うけど、素材の特徴を生かして料理した方がいいじゃん!
と励まされたことにして、そのまま煮ました。

レシピの通り、沸騰するまで中火、
落とし蓋をして火加減を少し弱めて10分煮て、
落とし蓋を外して15分煮詰めました。

赤柄里芋は、芋の密度が濃いように思います。
食感がもっちりとしっかりしていて、
食べ応えに重量感があります。
味も里芋感が濃厚でおいしいです。
親が言うことは聞いた方がいいというのは本当ですねえ。
学校に行く時、傘を持って行けと言われて、
大丈夫大丈夫と逆らって持っていかないと、雨に降られる。
そんなことがよくあったものです。

私の味付けは濃いめになりがちで日持ちするので
3日から4日かけて食べ終わります。
芋の煮付けがメインディッシュになることはあまり無いけど、
ちょっと付け合わせにあると、ホッとするアイテムですね。
こういうシンプルなお料理がおいしくできるかどうかは、
料理の腕にかかっているというより、
素材の良さにかかっている気がします。
新鮮なお野菜にアクセスしやすい環境にいられることに感謝です。

里芋を食べながら親が、

「そういえば、テレビで、里芋農家の人が皮むきしてるのを見たよ。
皮がついたまま茹でてから、押し出したら簡単に皮むきできる、って言ってたよ。」

お父さん…早く教えて下さい。